女将の日記

17-04-06

冨長覚梁先生、ありがとうございました。

詩人、冨長覚梁先生が宿帳に記帳してくださいました。
作品名は「鮎」。
清らかな初夏を、頬をなでる涼風を、キラキラと光る魚の影を、匂いたつ翠を、
一気にその世界に引き込まれてしまいます。
書き尽くされた朴訥とした書体はまるで先生そのもののようでずっとお側でお見守りいただきたい気持ちになります。

「鮎」という字は国字なんですよ。

中国ではこの字はナマズを意味するようです。
「鮎」をもって「アユ」と読むようになったのは日本書紀よりもっと昔の時代からだそうです。戦の吉兆をこの魚をもって占ったそうで、まずは「占魚」と表現したのが始まりで、のちの日本書紀の頃には「鮎」という一字がつくられていたとのことです。
冨長先生に国字に関するプチ講座までしていただきました。
当の私は「国字」という存在すら知らず日本の文字の奥深さについて学びました。

先生、ありがとうございました。大切に、大切に、させていただきます。

今日もありがたい一日でした