大広間
大
明治十三年の建築。
床の間と脇に地袋のある和室で、
東側と南側は畳の縁側になっている。
縁側とを隔てる建具はなく、
実際は五十帖の大広間である。
畳の縁側からは、東海平野を一望でき、
天気の良い日は一宮タワーから
名古屋駅前のJRタワーズまで眺望できる。
建具はガラス入り腰板付き障子で、
ガラスは明治時代の手造りの品物なので、
気泡や表面にむらがあるものの貴重なものである。
天井高は、九尺(約二・七m)である。
大正天皇が御会食された。